膝の痛みについて

膝は、体重を支えながら曲げ伸ばしを繰り返す、とても負担の大きい関節です。
「歩くと痛む」「階段の上り下りがつらい」「スポーツの後に腫れている」 そんなお悩みはありませんか?
一口に「膝が痛い」と言っても、実はその原因はさまざまです。 ここでは、当院でよくみられる膝の病気について、できるだけわかりやすくご紹介します。
変形性膝関節症
「膝がこわばる」「正座ができない」「歩き出しが痛い」といった症状が現れます。進行すると関節が変形し、歩くのも困難になることもあります。膝の内側に痛みが出ることが多いです。
オスグッドシュラッター病
成長期の子ども、特にスポーツを頑張っている中学生に多い膝の痛みです。膝の下にある脛骨(すねの骨)の一部が引っ張られて炎症を起こし、運動後に痛みや腫れが出るのが特徴です。
ベーカー嚢腫
膝の裏側に水がたまって、コブのような腫れができる状態です。関節の炎症や変形性膝関節症に伴って起こることが多く、「膝の裏が張っている」「違和感がある」といった症状が特徴です。
半月板損傷
膝のお皿の下の凹みあたりに痛みが出ることが多いです。「膝が引っかかる」「曲げ伸ばししにくい」「動くとゴリッと音がする」といった症状も見られます。
腸脛靭帯炎
歩くときに太ももから膝の外側に痛みが出ます。安静時には痛みは出ないことが多いです。マラソンをしたりよく歩くことで太ももの腱に無理がかかることで生じます。
リウマチ性多発筋痛症
首〜肩〜腰や股関節、膝にかけての左右対称な痛みとこわばりが特徴。特に50歳以上の方に多く見られ、炎症性疾患のひとつです。
放っておかずに一度ご相談ください
膝の痛みには、年齢・性別・生活スタイルによって実に多くの原因があります。「体重のせいかな」「年のせいだろう」と思っていても、実は治療によって改善できるケースも少なくありません。
下記のリンクから、各疾患の詳しい説明をご覧いただけます。症状に近いページから確認してみてください。